第30期帝陸戦プレーオフ・決勝戦結果報告
8月2日(土)に第30期帝陸戦プレーオフが行われました。
出場選手は計8名となります。
1位通過 久保 智央さん + 242.0P
2位通過 宮成 さく プロ +98.3P
3位通過 中谷 徹也 さん +95.5P
4位通過 窪田 一彦 さん +88.1P
5位通過 須永 宏幸 さん +82.7P
6位通過 宮川 悟 プロ +82.3P
7位通過 戸村 聖一 さん +81.5P
8位通過 平澤 憲一 さん +80.4P
インタビューはこちら↓↓
準決勝1回戦
A卓
窪田さんVS 須永さん VS 久保さん VS 平澤さん
平澤さんが序盤から連続でアガってポイントを稼ぐ。ラス親でも連荘し一人浮きへ。
オーラスは窪田さんがアガると浮きになるリーチ、しかし一人聴牌で流局し平澤さんが一人浮きトップで終了。
B卓
中谷さん VS 宮成プロ VS 宮川プロ VS 戸村さん
プレーオフインタビューから火花を散らしていたプロ二人がいきなりのマッチアップ。
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(宮川プロの宮成プロに対するコメント)
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結果はオーラスで宮川プロが2000.3900をツモり中谷さんを捲ってトップとなった。
準決勝2回戦
A卓
戸村さん VS 須永さん VS 久保さん VS 平澤さん
須永さんが大きく加点し一人浮きの展開へ。
平澤さんに12000を放銃するもトップで決着。
B卓
窪田さん VS 宮川プロ VS 中谷さん VS 宮成プロ
1回戦ラスの宮成プロが加点、窪田さんも続く。
窪田さんがオーラスに高めツモ3000.6000のリーチを打つも流局。
中谷さんが一人沈み、宮成プロがトップで終了。
準決勝3回戦
3回戦スタート時の成績
久保 さん +205.4P
平澤さん +115.6P
宮川プロ +110.5P
須永さん +106.7P
窪田さん +87.7P
中谷さん +85.8P
宮成プロ +84.7P
戸村さん +52.4P
A卓
須永さん VS 久保さん VS 戸村さん VS 窪田さん
大きめのトップが必要な戸村さんが粘るも残る三人が捌きに回る。
道中7本場まで積まれるが蓋を開けると平たい結果で終了。
B卓
宮川プロ VS 中谷さん VS 平澤さん VS 宮成プロ
中谷さんが連続で8000をアガってオーラスには55000点越えの一人浮き、トータルで平澤さん、宮川プロとの三つ巴に。
オーラス連荘必須の宮成プロは先制リーチを打つも平澤さんの追っかけリーチを受けて3200の放銃で決着となった。
決勝戦に進出したのは以下の4名。
写真左から中谷さん、久保さん、須永さん、平澤さん
決勝1回戦
平澤さん、久保さんが7700を和了、上下が分かれて縦長の展開となる。
須永さんが親番で粘るも中谷さんがアガって連荘を阻止。
南3局久保さんの親番では平澤さんが1300.2600をツモってオーラスへ。
(南3局で1300.2600をツモってトップ目になる平澤さん)
オーラスは久保さんがドラドラの手を鳴いて3900をアガりトップ逆転で決着となった。
(久保さん執念のタンヤオドラドラでトップへ)
1回戦結果
久保さん +21.2P
平澤さん +15.6P
中谷さん ▲ 15.6P
須永さん ▲ 21.2P
2回戦
中谷さんが東1局から連荘
2600オールは2700オールをツモって加点に成功
さらに5800は6400を平澤さんからアガって45000を超える。
(5800をアガり加点する中谷さん)
そこからは小場で進み、南場へ。
中谷さんの親番でピンフのみの先制リーチ。
そこへ須永さんが2-5-8ソー待ちの7700で追いつくがリーチ宣言牌を捕っまり2900の放銃。
1本場では須永さんの先制リーチにピンフのみの聴牌からしっかりと押し返して700は800オールのツモアガり。
これ以上失点を許されない須永さんが1300.2600は1500.2800をツモって連荘を終わらせる。
(中谷さんの連荘を止めた1500.2800)
平澤さんが一人浮きの中谷さんから7700をアガって失点を回復。
オーラスは1回戦トップの久保さんがアガって勝負を終わらせる。
2回戦結果
中谷さん +26.4P
須永さん ▲2.8P
久保さん ▲8.2P
平澤さん ▲15.4P
トータルポイント
久保さん +13.0P
中谷さん +10.8P
平澤さん +0.2P
須永さん ▲24.0P
3回戦
久保さんが東1局で2600オールをつもって次局さらにリーチ、中谷さんがリーチ後の4マンをチーしてカン4マンの聴牌をとると須永さんが追いかけリーチ。
中谷さんが2軒リーチを捌いて300.500のツモアガリ!リーチ棒が2本ついて美味しい加点となる。
久保さんがリードしたまま局は進み東4局では須永さんから5200のアガリで持ち点は40000近くに。そのまま南入し親番を迎える。
久保さんが親番で3-6マン高め三色11600の先制リーチ、道中で安めの3マンを平澤さんから打たれるも2900のため見逃し。
ここで加点して突き放す覚悟が見えた。
萬子が場に安く、ドラの9マンがほとんど場に見えており、染め手模様の人もいないため高打点の押し返しが来るパターンが少ないということが見逃すには十分すぎる理由だろう。
そこに平澤さんの追いかけリーチ。
数巡後平澤さんが2000.4000のツモアガリ!
(親リーチに押し返して2000.4000をアガリきった平澤さん)
次局の中谷さんの親番では500オールからの一人聴牌の結果、須永さん以外が30000点を超える展開に。
須永さんは辛い時間が続く。
勝負はオーラスへ。
何としても連荘をしたい須永さんだが平澤さんが2副露、挙句に久保さんからツモると2000.3900のリーチが入る。
何とか仕掛けて追いつくも平澤さんの当たり牌を掴んでしまいそのまま決着。
3回戦結果
平澤さん +17.5P
中谷さん +8.2P
久保さん ▲5.6P
須永さん ▲20.1P
最終戦
トータルポイント
中谷さん +19.0P
平澤さん +17.7P
久保さん +7.4P
須永さん ▲44.1P
序盤から大きな動きが無いまま局が進み南入、南3局まで進みトータル4位の須永さんは親番で連荘が必須。
ドラドラの手が入り仕掛けるもその後が全く進まない。
しばらくして聴牌するも流局で親を継続。
(無念の流局となった須永さんドラドラの勝負手。)
次の局は1段目で親の須永さん以外が全員副露を入れる。
絶対に親を落とせない須永さんにタンヤオドラドラの聴牌が入り即リーチ!
高めのドラをツモると6000オールの大チャンス、ツモる手に力が入る。
しかし中谷さんが1300.2600をツモあがってオーラスへと局を進める。
(オーラスに条件を押し付ける中谷さんのツモあがり。)
オーラス各者の条件は以下の通り↓↓
平澤さんが發をポン、久保さんは早い巡目から条件クリアの1シャンテンの手が入る。
しかし久保さんの手が全く進まない。
親の中谷さんは序盤は緊急回避用の手を組むも下家の平澤さんの仕掛けに絞りながら丁寧に降りる。
残りツモ2巡で平澤さんが力強く南をツモアガる!
ダブ南、發、ドラ1の2000.4000をツモって見事条件をクリア!
以上の結果から第30期帝陸戦優勝は
平澤 憲一さん
となりました!
平澤さんは第11期北陸プロアマリーグ以来2度目の優勝となります!
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筆者梅本の感想
最後まで誰が優勝するかわからない展開でドキドキしていました!
須永さんは展開やツモが悪い中でも最後まであきらめず丁寧に打っていた姿が印象的で、久保さんはリードを守りつつスコアを稼ぎに行けるときは強気に攻める姿勢が素晴らしかったです。
準優勝の中谷さんは勝負所をしっかりと抑えて優勝に手がほとんど届いていたところからの逆転でさぞ悔しかったと思います。親番での連荘や最終戦の南3局で1300.2600ツモの瞬間はまだ目に焼き付いて離れません。
優勝の平澤さん、まずはご優勝おめでとうございます!
久保さんの親リーチに押し返し、2000.4000をツモあがった局を今後忘れることはないです。
最終戦の局の進め方、繊細な一打一打、最後の最後でしっかりと条件クリアの方をツモったことに改めて強さを感じました。
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次回第31期は8月31日(日)に開幕となります。
様子や結果などはこちらのサイトより発信してまいります。
執筆者 梅本 翔
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