令和7年度 新人研修会(第1回)
令和7年 6月22日 令和7年度新人研修会(第1回)が行われた。
今期から41期生の岡村松太プロ・瀧根克登志プロ・鈴木孝幸プロ・百瀬あいプロを加えた
プロ歴3年以内の北陸支部所属11名と強力な講師陣(浦田・木戸・志多木・里木)で
プロとしての所作・マナー・技術の向上をはかります。
ーーーーーー浦田支部長あいさつーーーーーー
浦田「今期から新しく41期生を加えて11名で新人研修会がスタートします。
帝陸戦においてもプロらしい所作・マナーでアマチュアの方から一目置かれる存在になってもらいたいと思いますし、技術においても更なる向上を目指してください。
そして今期からはトーナメントの勝ち上がりをテーマに進めていきたいと思います。
前期まではリーグ戦においての戦い方、昇級・降級を意識した対局を行ってきましたが
今期は北陸トーナメントも控えてますし、十段戦・WRC・WRC-Rとトーナメント形式の
対局も増えているということで、それを意識して勉強してまいります。」
厳しいくも暖かいお言葉に、身の引き締まる思いがした。
ーーーーーー講師・里木プロあいさつーーーーーー
里木「僕自身もみなさんと一緒に学びの場にしたいと思っています。意見交換をたくさんしてお互い成長できればと思います。たぶん僕が一番優しいです。」
受講者全員の緊張を和らげる優しいお言葉もいただきました。
ーーーーーー講義・保有ポイントーーーーーー
浦田「トーナメントを戦う上でも先ず大事なことは牌効率です。これが基本中の基本で、この精度が甘いようでは次のステップに進めない。様々な局面での応用も効かない。まずはそれが大事です。」
浦田「例えば公式ルールにおいて、トーナメントで対局する時、1・2着が勝ち上がるわけですがターゲットまで何Pまでなら追いつけると思いますか?」
受講者のほとんどが20~30Pと答えました。
浦田「ギリギリ50Pまではいけると思います。順位点や素点のことを踏まえた上で
しっかり戦いましょう。もちろん簡単ではないです。
逃げる方も40Pはセーフティではないし油断せず、追う方も決して諦めることはないです。」
ーーーーーー講義・ゲームメイクーーーーーー
浦田「リーグ戦の対局とは違う意識が必要になってきます。着順に応じた戦略、勝負にいく必要がある時・ない時、局面に応じた打牌が求められるます。特にターゲットの上家・下家ではより繊細さが要求される時もあります。しぼるのかアシストするのか等々様々な局面が訪れます。」
ーーーーーー講義・点差の意識ーーーーーー
浦田「最終戦を迎えたとき、何位で何P差なのかしっかり把握して特に南入した時もしっかり確認しないいけません。現状での総合順位とポイント差(逃げる方も追う方も)を踏まえ、
オーラスを迎えるまでどんな条件が残るかもイメージすること。」
ーーーーーー実践ーーーーーーー
今回参加者(敬称略)
月野・栄田・高地・夏野・中川・宮川・鈴木・百瀬・岡村・如月
・2卓に別れ、半荘2回のトーナメント戦を2回行う。
・最終戦開始時・南入時に現状の把握
・オーラス開始時には2位内条件(5分以内目標)を各自発表して,
条件に合う対局を行う。
ーーーーーーー対局・指導の様子ーーーーーーー
左・宮川悟プロ 右・百瀬あいプロ
左・鈴木孝幸プロ 右・中川竜伍プロ
左・高地真生プロ 右・夏野千代プロ
左・如月靖之プロ 右・月野桜悠プロ
左・栄田勇作プロ 正面・厳しく見守る浦田支部長
正面・優しい笑顔で見守る里木プロ 右・岡村松太プロ
ーーーーーー実践終了・総活ーーーーーー
実践中においては、まず所作や牌効率において受講者各々がいろいろな指摘を受けた。
時には一局終わるごとに講師陣から指導を受け、同卓者で意見を共有して次局に進む。
特に最終戦においては局回しや点差への考察・対応・仕掛け・リーチ判断、
様々な指導を受け、質疑応答を繰り返した。
個人的に非常に有意義な時間だった。麻雀という根本的には変わらないものであっても
思考・実行の幅がだいぶ違う。特に最終戦での着順・点差・手牌・打点・同卓者の動向等々
考えることがいっぱいあって、大変ではあるが楽しい限りである。
オーラスの条件計算もやっとコツを掴んだ気もしたが、逃げる立場で何点まで放銃できるかは正直曖昧な部分もあったが、今回でしっかり考えることができ、非常に勉強になった。
北陸トーナメントを控え、受講者全員がスキルアップしたと感じました。
執筆 宮川 悟
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