第6期北陸プロリーグ最終節結果報告

12月10日(日)に第6期北陸プロリーグ最終節が行われました。

決勝の座を勝ち取った4人は誰なのか?

まずは対局中の様子から見ていきましょう。


対局中の様子↓↓

若手の小林プロ(写真左)と前期決勝メンバーの志多木プロ(写真右)


前期優勝の安城プロ(写真左)と新人の栄田プロ(写真右)

荒谷プロ(写真左)と第2期プロリーグ優勝の木戸プロ(写真右)

第1期プロリーグ優勝の後藤プロ(写真左)と第4期プロリーグ優勝の里木プロ(写真右)


最終結果はこちら↓↓

決勝進出の4名

左から4位通過「藤本プロ」、1位通過「後藤プロ」、2位通過「荒谷プロ」、3位通過「志多木プロ」


1位通過

後藤 正博 プロ

・決勝戦進出が決まった時のお気持ち

「5年ぶりに決勝の舞台に上がれるっていうよっしゃ!て感じです。」

・決勝戦でのアピールポイント

「超攻撃的な麻雀」

・優勝へ向けての意気込み

「とにかく自分らしい麻雀をしてそこに優勝があれば最高です。荒谷プロよりも攻撃的に

【超攻撃型紳士】って感じでいきます(笑)。」


・第6~最終節で大きくスコアを伸ばして第1期優勝の後藤プロが首位で通過を決めました。

「喧嘩麻雀」と自分でも言う様にかなり攻撃的な雀風が特徴でインファイトが得意な選手です。

コメント内にあった【超攻撃型紳士】になって決勝戦のリングで起こるバチバチのインファイトを制し第1期ぶりの優勝を手にすることが出来るのか?





2位通過

荒谷 誠 プロ


・決勝戦進出が決まった時のお気持ち

「君(梅本)も含めて、一定以上の実力者は皆決勝を経験してるので、スコアを叩けた今期、逃さずに残れてホッとしています。」

・決勝戦でのアピールポイント

「残った3人、誰を見ても実力充分の猛者揃いです。せめて気持ちで負けぬ様、また己の標榜する雀風を貫き、応援して観てくれる方々に打撃の麻雀をお見せ出来ればと思います。」

・優勝へ向けての意気込み

「金沢でのみ知名度のあるローカルキャラですが、それ故に応援してくれる方お一人お一人の顔も名前も浮かびます。その方達の想いを力に変えて、挑む気持ちで優勝を掴めればと思います。」


・2位通過を決めたのは「打撃型紳士」こと荒谷プロ。

今回4人の中で唯一決勝経験のない選手ですが、夏目坂という舞台で臆することなく「打撃」の麻雀を貫いて優勝を掴みとることが出来るのか?

金沢から声援を送ってくれている方々の想いを胸に初の決勝の舞台へと出陣です。



3位通過

志多木 健 プロ

・決勝戦進出が決まった時のお気持ち

「とりあえずホットしました。ずっと強気なコメント(梅本プロが載せ忘れた記事にも)を出し続けてるので最低ラインで決勝進出しないと恥ずかしいですからね。(笑)でも正直な気持ちで去年よりも嬉しいです。」

・決勝戦でのアピールポイント

「特にないですが………しいて言うなら変幻自在の麻雀ですかね(笑)。後、去年の忘れ物を夏目坂スタジオに取りに行くと1節目から言い続けてきた私が有言実行できるかどうかを皆さんに見て頂きたいですね。(笑)」

・優勝へ向けての意気込み

「も・ち・ろ・ん優勝します。大先輩の御3方には申し訳ないですが決勝戦でも卓上を支配させて頂きます。(笑)」


・3位通過は開幕から上位を常に維持し続けた志多木プロです。

常に強気なコメントを残している裏側には今までの経験や日々の鍛錬による絶対的な自信が見てとれます。

先輩方3人を相手に変幻自在の麻雀で卓上を支配し、昨年のリベンジ達成となるのか注目したいです。


4位通過

藤本 鉄也 プロ


・藤本プロにヒアリングしたら「どう答えると思う?」と逆に聞かれてしまい、そしたらいっそのこと【梅本の考える藤本像】という形にしちゃえば?ということになりこのような形になりました。


梅本の考える藤本プロの回答予想↓↓


・決勝戦進出が決まった時のお気持ち

「かなり厳しいポジションからスタートだったのですが自分の中で決勝ボーダーラインの設定や理想の展開(後藤プロがポイントを叩き、里木プロが沈むことで自分の決勝進出率が上がる等)を描いていました。結果としては自分がポイントを大きく伸ばすことができて別卓では理想の展開通り進んで望んでいた通りになっていました。決勝に残れなかったら悔しい思いで解説をすることなっていたので進出出来て心底うれしかったです。」

・決勝戦でのアピールポイント

「バランスと読みの正確さですね。決勝の舞台は4回勝負なのでどこかでリスクを背負ってトップを取りに行く場面があります。そこの見極めと勝負強さを前面に出していきたいと思います。」

・優勝へ向けての意気込み

「今まで決勝戦は4回出場出来ていますが優勝は出来ていません・・・。

5度目の正直ということで今回こそは優勝したいと思います。」

※当人からは「何を言われても怒りません。」と事前承認をとってあるので自由に書かせてもらいました。


4位通過は5度目の決勝となる藤本鉄也プロです。

第7節と最終節で驚異的な追い上げを見せて決勝枠に滑り込みました。

今期こそは優勝という想いを胸に5度目の決勝戦へ挑みます。


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・約1年間のリーグ戦を終えていよいよ決勝メンバーの4人が確定しました。

最終節では優勝経験のある里木や木戸、若手からは小林や松井、新人女流の月野など決勝進出候補が複数人いる中で藤本プロが大きくスコアを伸ばして決勝の座を勝ち取りました。

熾烈な争いを勝ち抜いて決勝の座を獲得した4人が決勝戦では優勝をかけて更なるデッドヒートに身を投じます。


優勝経験のある後藤プロが「超攻撃型の麻雀」で3人を圧倒し優勝するのか?

初決勝の荒谷プロが応援団の方々の期待に応え「打撃の麻雀」で一花咲かせるのか?

昨年のリベンジに燃える志多木プロが「変幻自在の麻雀」で卓上を完全に支配するのか?

決勝常連の藤本プロが5度目の決勝戦で「バランスと読みの麻雀」で念願の初優勝を飾るのか?


それぞれの麻雀がぶつかりあって激闘必至の北陸プロリーグ決勝戦は1月23日(火)に行われます。

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執筆担当梅本の感想

・決勝最後の枠は実績のある木戸プロか里木プロ、若手で勢いのある松井プロや月野プロの誰が勝ち上がるんだろうと考えていましたが結果は藤本プロが大躍進で正直驚いています。


第7節の荒谷プロ、最終節の藤本プロの追い上げは同卓でしたが手のつけようがなかったので今後はしっかりと経験を積んで似た局面でもマイナスを最低限に抑えたいです。


今期を終えてリーグ戦において大切な事は「序盤の節でのハイリスクハイリターンではないこと」を実感させられた第6期となりました。

全8節32半荘を1局や1半荘でなくロングな視点で見て最終節で決勝を狙える位置取りをすることが重要。1節の中の1、2半荘目で大きなマイナス、次の2半荘は大きなトップで全て返して±0で終えるのでなく「今日はせめて▲30以内で抑えよう」という現実的な目標設定が大切ですね。今回の失敗を糧に次回のリーグ戦こそ決勝進出できるよう精進します。

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執筆者 梅本 翔




日本プロ麻雀連盟 北陸支部

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