新人研修リーグ最終節結果報告

2月4日(日)に新人研修リーグ最終節が行われました。

今回も浦田支部長・木戸プロ・荒谷プロによる指導のもと、仮想昇降級を想定しながら実戦しました。


まずは、荒谷プロから【プロなら当然!平面何切る問題】のおさらい。

①   この形は①を切るか⑨を切るかの二択。

正解は⑨!

①を切ってしまうと、有効牌を引いても⑨が完全に余剰牌になってしまうが、⑨を切ると、先に②が入った場合に⑤か⑦のリャンカンの形が残り選択が出来るからです。同様に⑤が入っても②か⑦の選択が出来ます。


②  荒谷プロ「この形は教科書に出てくる問題なので間違えて欲しくない」

正解は④!

受け入れ枚数が他の牌を切るよりも倍近く違います。ひとつ飛びの並び対子があった場合は必ず真ん中を切りましょう。


③  この形は見落としたら年に4.5回はアガリ逃します。

正解は2!

どこの塔子を外すかで2を切ると、五八・469というリャンメンカンチャンの受け入れが残るからです。また、2だとロスが1のみの一種類だが、他の牌を切るとロスがニ種類になってしまうのです。


④  1を切ってテンパイをとるのかどうか...?

正解は三!

三切りのテンパイ取らずシャンテン戻しをする事により、ニ五引きでニなら一四五待ち、五ならニ四五待ちの三面張、索子の受け入れが356の高め一気通貫を見ることが出来、並びシャンポンのテンパイを取るより圧倒的に待ちが良くなるからです。


このように、基礎的なおさらいをしてから対局に移りました。


こちらが対局の様子になります。

【 左:栄田、手前:如月、右:山田、奥:宮成 】


【 左手前 : 松井、右手前:堂垂、左奥:月野、右奥:南 】



【 左:岡田、手前:新保、奥:文月 】



優勝は宮成プロ!

2位と大きなポイント差をつけての優勝でした。

宮成プロ「優勝できて嬉しいです!最終節を迎えた時点では1~3位まで混戦だったので、押すべきところを押して、しっかりアガリきれたのが勝因かなと思います。

全体を通して見ると、まだまだ甘い打牌、仕掛けがあると思うので、今回教えていただいたことを次に活かしていきたいです!」


2位で仮想昇級したのは如月プロ!

如月プロ「昨年は自身の活動として、帝鯱戦、帝静戦への参加をしました。また、新人王ベスト8まで進む事が出来ました。これらの経験が上手く活かせたと思っています。

来期の新人研修リーグでは少なくとも昇級圏内、もちろん優勝目指して頑張ります!」


残念ながら仮想降級となりましたのは、岡田プロ、松井プロ、新保プロの3名です。


松井プロ「今期の新人研修リーグでは、最終節に降級争いとなりました。結果、仮想ではあるものの降級で終わりました。

次節では、ボーダー付近の戦い方など、学んだ事を取り入れ、実りのある研修リーグにしたいです。」


新保プロ「最終節以外プラスポイントがなくズルズルマイナスを積み重ねてしまったことが1番の反省点です。自分のスタイルを確立してメリハリのある麻雀が出来るようにしていきたいです。」



1年間ご指導していただいた、浦田支部長をはじめ、木戸プロ・荒谷プロ本当にありがとうございました。


来年度も同様の形式で実施されます。

指導して下さるベテランプロに多くの事を学びながら、新人プロの育成・レベルアップに向けて精進してまいります。

今後とも宜しくお願いいたします。



執筆者 月野  桜悠


日本プロ麻雀連盟 北陸支部

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