第2期WRC-R北陸支部予選結果報告

10月21日(土)に第2期WRC-R北陸支部予選が行われました。

第1期WRC-Rの北陸支部予選の様子↓↓



【WRC-Rとは?】

昨今、Mリーグなど赤牌を使った対局が増えておりそれに伴い、プロ連盟でも赤牌を使ったタイトル戦が新設されました。

名称は既存タイトル戦WRCがベースでWRCに赤牌を意味するREDの頭文字Rを付け、赤文字にして「WRC-R」になりました。

日本プロ麻雀連盟員のみが参加できるタイトル戦です。

WRCとの違いは順位点がWRCが5-15なのに対しWRC-Rは10-30になっている点、WRC-Rには各5にドラ扱いの赤牌が1枚入っていることです。


北陸支部予選では8名が参加となりました。

システムは2卓で予選4回戦を行い4回戦終了時上位2名が決勝戦進出。

決勝戦はポイント持ち越し無しで2回戦を行い上位の2名が11月3日(金)に行われる予備トーナメントに進出となります。


まずは予選の様子から↓↓

副支部長の藤本プロ(写真左)と成田プロ(写真右)

志多木プロ(写真左)と堂垂プロ(写真右)



若手の如月プロ(写真左)と荒谷プロ(写真右)

荒谷プロ(写真左)と若手の梅本プロ(写真右)


予選4回戦を終えて決勝進出を決めたのは

・藤本プロ

・成田プロ

・荒谷プロ

・如月プロ

の四名となりました。


~決勝戦開始~

1回戦の東1局からいきなり試合が動く。

配牌でピンズが多かった親の藤本プロが早速仕掛けを入れ、南家の成田プロも一色手の1向聴で藤本プロに赤⑤を勝負。それを仕掛けて藤本プロがいきなりの6000オール(清一色、赤)のツモあがり。

しかし1発赤裏ありの麻雀で6000オールだけでは決め手にならないと全員が思っている中で次に聞こえた声は

「4000は4100オール。」

親の藤本プロが最後のツモ番でアガリ牌を力強く引き寄せていきなり60000点越えのかなり大きなリードとなった。

次局は成田プロがヤミテンで藤本プロの独走を止める形となったが藤本プロの勢いは止まらない。

東3局では2000.4000のツモ、東4局では5200の出アガリで東場は藤本プロの独壇場となった。

~南入~

南場で粘りを見せたのは成田プロ。

親番で3本場で5800は6400の出アガリを決めた後、如月プロから先制リーチを受けるも押し返して如月プロから値千金の12000は12900の出アガリ。点数が40000点代になってかなり心が楽になった事だろう。

一方で如月プロは苦しい展開が続く。先制リーチを打つも実らない挙句、他家のアガリ牌を持ってくる。

成田プロに12900を放銃した次局も諦めずリーチを打つが、終盤で追いかけリーチを打った荒谷プロのアガリ牌を一発で掴んでしまい8000は9200の手痛い放銃となった。

見ている側も辛くなるような放銃が続く。

親番で気を引き締め直して挑むも聴牌せず親が落ち2回戦に賭ける事となった。

オーラスは成田プロ2着確保の1300をアガってゲームセット。

1着の藤本プロ、2着の成田プロを3着の荒谷プロ、4着の如月プロが追いかける形となった。


1回戦目の様子↓↓

親番で粘り見せた成田プロ(写真左)と大トップを飾った藤本プロ(写真右)


~決勝戦2回戦目開始~

荒谷プロが2000.4000のツモあがりから迎えた親番で2600オールをツモって一歩抜け出し

2番手の椅子を狙うためのリードに成功。

しかし負けられない成田プロも東3局でドラドラ赤赤の大物手を聴牌しリーチを打つも

アガリ牌を藤本プロがきっちりと抑えきって流局。

・後ろで見ていて浮いてるなぁと思っていたが持ち前のディフェンス力を発揮し事なきを得た。(梅本が藤本プロの席で打っていたら手詰まりでおそらく放銃になっていました・・・。)

東4局では親の藤本プロと成田プロに手が入りどちらが先に聴牌するかの勝負だったが聞こえたのは荒谷プロのロンの声。気配を察知してのヤミテンで二人の大物手を潰すことに成功。

~南入~

苦しい展開の続いた如月プロが成田プロから3900を出あがり。

南2局は成田プロにメンホンドラドラの大物手が再度入るも祈り通じず無念の流局となってしまった。

南3局如月プロの親番は絶対に落とせない背水の陣で挑むも、僅か5巡目に切った牌にロンの声がかかり荒谷プロに2600の放銃となってしまった。

どう足掻いてもダメな日が存在するという麻雀の残酷さを表した様なワンシーンとなった。

勝負はオーラスへ。

現状1位通過が親の藤本プロで2位通過が荒谷プロ。

各自の条件確認を終えて最終局がスタート。

ラス親の藤本プロはノーテンで伏せることが出来るので安全牌を抱えながらの進行、3着目の成田プロは荒谷プロを捲るための条件を満たすための手組、荒谷プロは成田プロの山越しを最大限に警戒しつつ慎重にオリ、如月プロも僅かに残る条件のための手組を進める。

各々が役割を理解して局を進める中で終盤に成田プロからのリーチ。

荒谷プロはリーチが成就しないようにお祈りの時間となった。

成田プロが最後のツモ番で山に手を伸ばすも最後も願いが通じず一人聴牌で流局となった。

以上で勝ち上がりの2名が確定となりました。

苦しい展開が続くも奮闘した如月プロ(写真左)と勝負所をアガリきって通過を決めた荒谷プロ(写真右)


勝ち上がりは写真の二名


・藤本 鉄也 プロ(写真右)

支部予選突破について

「まずは予備トーナメントですが優勝目指して頑張りたいと思います。」

・決勝卓で大トップを飾って2回戦目も守備力を発揮した藤本プロが突破となりました。

 前回の支部予選も優勝で勝ち上がったが予備トーナメントは初戦敗退となったので

 今回はリベンジに燃えています!

 東京でも勢いこのままに勝ち上がっていってほしいです!


・荒谷 誠 プロ(写真左)

支部予選突破について

「僅かばかりの運と縁に恵まれて勝ち上がることが出来ました。日頃応援して頂いてる方々にいい報告が出来るよう東京でも全力で頑張りたいと思います。」

・【打撃型紳士】こと荒谷プロが東京に上陸です!

 アガリ回数こそ多くはなかったものの勝負所できっちりとアガって通過を決めました。

 皆さんの応援を糧にいい結果報告を期待したいですね!

 

勝ち上がりを決めたお二人は11月3日(金)に行われる予備トーナメントに支部代表として出場します。

参加された選手の皆様お疲れさまでした。


執筆者 梅本 翔





日本プロ麻雀連盟 北陸支部

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